灘中 2日目-最小に包む図形

★★★★★☆(算オリ・灘中受験生レベル)

印象に残った入試問題の良問を「今年の1問」と題して取り上げています。志望校への腕試しや,重要項目の確認に是非ご活用下さい。
実際の試験を改訂しているものもあるのでご了承下さい。
 
 

灘中2日目
2016@003_01

2016@003_02

問題文
与えられた立体をふくむ,へこみのない立体図形のうち,体積が最も小さいものを,最小に包む図形と呼ぶことにします。1辺の長さが1cmの立方体のブロックを5個はり合わせた立体があります。この立体を最小に包む図形の体積は何cm3ですか。
 
 
 

解説

2016@003a_01
2016@003a_02
2016@003a_03

算数星人
一線級の立体センスが試される良問。
 
そもそも求積云々,作図云々よりも,文中の「へこみのない」を真に理解できた受験生は何割ほどいたのか。。。疑問。
 
このBLOGでは,2問のうちの1番のみを取り上げましたが,
これに続く2番は「へこみのない」を理解していないとみごとトラップに引っかるでしょう。
 
これまで受験算数の先駆的な問題を出題してきた灘中ですが,
やっぱり今年もシンプルで奥が深い題材が,例年通り出題された印象。
 
特に今年は珍しく,図形の大問2題中2題が立体図形で,例年に増してより高度な立体感覚(作図力)が試されました。
 
 
↓平均点などが発表されています。
 
LINK:灘中学校 入試資料 (平成24~28年度)

Editor

算数星人/カワタケイタ

当サイトの管理人&問題解説の作成者で,通信教育 図形NOTEなどを手がけるlogix出版の代表をしています。ふだんは大阪上本町・西宮北口の算数教室で授業をしております。

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