数学ガールコミック
数学ガールの書籍を取り寄せてみました。調べて見るとコミック化しているのですね^_^;
こういった絵のタッチのマンガは好きなジャンルではないのですが。。。内容自体は数学好きにはたまりません。
 

 
 
色々なシリーズが出ていますので,詳しくは公式サイトをのぞいてみましょう。
フェルマーの最終定理,ゲーデルの不完全性定理,ガロア理論,…など。数学なので小学生には正直厳しいテーマが多いですが,進学されてから挑戦してみてもいいかもしれません
 
今回は,いろいろあるタイトルの中で,比較的,小学生向け(5~6年生)なものをご紹介させていただきます。
 
数学ガール01-01

 
 
このタイトルだったら,安心して読めそうです(^^)
数式も登場するので,数学の先取りになってしまいますが,分かりやすい言葉で分かりやすく書かれているので,興味のある小学生にはおすすめです。
 
どうやら「数学ガール」「数学ガールの秘密のノート」の2つのシリーズがあるようですが,秘密のノートシリーズは初心者向けとのことです。
 
ちなみに,表紙をはずすとこんな感じです。
 
数学ガール02
ノートチックになっています^_^
 

従姉妹や女子高生と萌える対話で数学を学習していきます

小説というよりも全体は対話形式です。
 
主人公の男子高校生が,中学生の従姉妹や,同級生の女子高生と数学トークで盛り上がるような展開です。
 
だいたいの内容は
 
倍数判定法(3の倍数)
余りについて
エラトステネスのふるい
カード当て
数学的帰納法
時計パズル

 
数学的帰納法は小学生には難しいですが,ほかは大筋いけそうです!
 
その中でも,素数を発見していくエラトステネスのふるいの後,数学が得意なミルカさんが横から入ってきて,整数を螺旋状に並べ素数パターンを発見していく流れは興味深かったです。
 
ウラムの螺旋_01
中央からぐるぐる囲むように整数を並べていき,素数に印をつけていきます。
 
ウラムの螺旋_02
ちゃんと決まった規則でないのですが,なんとなく斜め方向に素数が表れます。斜めの直角が表れます。
 
ウラムの螺旋_03
200×200=40000まで描くとこのようになります。うっすらですが,いたるところに直角が発見できますね。
 
このように素数を可視化したものをウラムの螺旋といいます。中学入試には出題されないでしょうが,興味関心として知っているといいかもしれません。