過去にBLOGでもご紹介させていただいている茨木保先生(現役医師)の医学マンガを今回ご紹介させていただきます。
 
茨木先生の作品の紹介BLOG過去記事はこちら
 
過去記事→医師を目指すお子様が小6までにぜひ読んで欲しい!「まんが医学の歴史」
 
過去記事→「がんばれ!猫山先生」勤務医の奮闘ドタバタがとても楽しい4コマ漫画
 
 
今回ご紹介させていただく作品は「まんが人体の不思議」というタイトルのものです。
 

まんが人体の不思議


 
人によっては,手を取りにくく感じる,ちくま新書の味気ないカバーです。。。
 

帯を外すとまさに一般的な新書です。めくっていくと本の中身はもちろん全て漫画です。
 
漫画といえども,茨木先生の作品はどれも,内容が詳しく解説されている専門性の高いものばかりです。
過去に紹介させていただいた「まんが医学の歴史」を,
 
これ以上無いほど医学史のほぼ全ての流れが解説された決定版的な作品
 
と表現させていただくとすると,この「まんが人体の不思議」は,
 
これ以上無いほど人体の仕組みが解説された決定版的な作品
 
となるでしょう。とにかくボリューム満点です!
 

怒涛の”人体の仕組み”の解説ラッシュ!


本書で解説されている器官は以下の通りです。ほぼすべての人体の臓器などが解説されているのではないでしょうか。
 
1章 細胞
2章 消化器
3章 血液
4章 循環器(じゅんかんき)
5章 呼吸器
6章 泌尿器(ひにょうき)
7章 内分泌器(ないぶんぴつき)
8章 神経
9章 感覚器
10章 生殖器(せいしょくき)

 
目次より抜粋しました。医学部で習う解剖学の「器官系の分類」に沿って構成されているようです。
 
漫画を使った解説といえども,ボリュームも非常に多く読み応えがすごくあります。
 
そして,なによりも解説が非常にわかりやすく,色々な例えが登場し,また,ギャグ要素も満点なので面白おかしく読むことができるでしょう。
 
登場人物はこのようになっています。
 

漫才でいうところの,看護師のウニコさんがボケ役,猫のナマコくんがツッコミ役といった感じで,笑いのセンスも抜群でテンポよくこの2人のボケ&ツッコミを楽しめます。おとぼけのウニコさんに呆れるいばらき先生が楽しいです(^^)
 
本当にとても分かりやすい作品です。
少し大人向けですが,医学部を目指す中高生にはオススメしたいのはもちろんのこと,小学校高学年の方でも十分に理解して読むことができると思います。
 

ちなみにこちらの作品は,以前に茨木先生の本をお借りした生徒さんに「茨木先生の新しい本が出たので」ということで再びお借りしたものです。そして,教室用としても新たに購入しております。
 

教室生に告ぐ!ブラックジャックを読み終えたらこれを読みなさい!

上本町の算数教室では休み時間に本を読んでもよいルールを設けております。貸出もしております。
 
その中で圧倒的に人気があるのが,手塚治虫の「ブラックジャック」です。
 

時代を越えて愛されている名作ですね。教室生の中には熱心に全巻を読み終え,2周目に突入している強者(つわもの)も。。。
 
ブラックジャックの最終巻の横にこっそりと「人体の不思議」を陳列しています。ブラックジャックを読み終えモチベーションアップした勢いで,この本にも手を取ってほしいものです(^_^;)