今回は,とても意識高い系の記事です^^;
今年度の受験生や,来年・再来年に控えている方の心に少しでも響けばいいなと思います。
 
生き方

 
 
本棚から究極の自己啓発本を取り出してきました!
京セラの創業者である稲盛和夫氏の不朽の名著です。説明するまでもなく,ビジネスマンにとってはバイブルになっているのではないでしょうか。
 
ここでは,この本の内容を,小学生でも理解できるようにできるだけ噛み砕いてお話させていただきます。みなさんのヤル気に火をつけたいです!!
 
稲盛和夫 プロフィール
日本初フォルステライトの合成に成功
京都セラミック(京セラ)を創業
関西セルラー(現KDDI)を設立
日本航空(JAL)会長に就任・再建
 
稲盛和夫
日本の経済界に大きく影響を及ぼした,今なお活躍する実業家・経営者です。
 
稲盛氏が何を大事にして実業に携わり,どんな哲学で生きてきたのかが分かる書籍です。とても多く売れた本なので,すでに読まれた方も多いとは思います。
 
- 混迷の時代に打ち込む「行き方」という一本の杭。-
 
この本をこのように表現し,紹介されています
普通,こういった本は何か1つでも自分の栄養のようになる事を見つけることができ,参考になれば嬉しいものですが,
 
この本は,
もはや答えと言っても過言ではありません。
 
そしてすべてがシンプルです。
 
一見,理想論や綺麗事のように聞こえる言葉も,稲盛氏の経験や変わることのない原理原則に基づいてお話されているので,
他のビジネス書が薄っぺらく見えます(言葉が悪いですが)。
 
現代人版の学問のすゝめのように思って頂いてもいいと思います。
(的を得ていない表現であればすいません)
 
(過去記事)福沢諭吉の日本最強の教育書を小学生にも分かるように要約!こども「学問のすすめ」 齋藤孝
 

心を磨くために必要な「六つの精進」受験生バージョン

ほんと。どういったことをBLOGで紹介するか悩みました^^;
色々と候補があったのですが,六つの精進の話を小学生向けにお伝えしたいと思います。

どうしたら心を磨き,魂を高めることができるのか。それにはさまざまな方法やアプローチがあります。山頂をめざすルートは360度,ほぼ無限にあるといってもいいでしょう。
この心を磨く指針として,私は自らの経験から次のような「六つの精進」が大切ではないかと思い,まわりの人たちに説いてきました。

稲盛氏の推奨する6つの指針を順に紹介させていただきます。
 
 
(1)だれにも負けない努力をする
 
受験は自分との戦いであると同時に他の受験生との競争でもあります。
たくさんと勉強をしてきた生徒が良い成績であるのは云うまでもありません。もちろん,徹夜や度が過ぎた勉強時間は非効率ではありますが,一般的には勉強量が結果に結びつきやすいでしょう。
 
みなさんは胸を張れるほど,後悔なく勉強できていますか?
 
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(2)謙虚にして驕らず
 
頑張れば結果がついてきます。ときには公開模試などでいつもよりも良い成績で返ってくる場合もあるでしょう。これはこれで素晴らしいことです。自信を持って下さい。
ただ,絶対に油断をしないでおきましょう。驕れてはダメです!
当たり前ですが。ちょっとした結果で天狗になるのは好ましくありません。
模試は通過点にすぎません。みなさんはこれを自信にして引き続き勉強に励んで下さい。
 
勝って兜の緒を締めろと言いますが,好成績のときが勝負です!ブレずに継続してしていくことが特に大事でしょう。
 
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(3)反省ある日々を送る
 
テストや問題演習など,正解よりも不正解を大事にしましょう。
間違いは宝の山でもあります。日々のやり直しや解き直しをしっかり取り組むことを強くお薦めします。
 
また,入試では正解を増やすよりも不正解を減らすことに意識を集中させる方がよいでしょう。
間違いやミスとしっかり向き合って取り組んでいきましょう。
 
 
(4)生きていることに感謝する
 
算数星人的に解釈すると,
受験勉強をサポートして頂いているお母さんやお父さん,家族に感謝しましょう。
入試が終わったら,まず感謝の気持ちを保護者の方にしっかり伝えましょう。
 
 
(5)善行,利他行を積む
 
「思いやりある言動を心がける」という意味です。勉強で困っているお友達がいたら,できる範囲で助けてあげましょう。友達は良きライバルであり,良き仲間でもあります。
 
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(6)感性的な悩みをしない
 
ちょっとした不振で,くよくよ悩んではいけません。
成績や結果を誰か人のせいや言い訳をしてはいけません。
次から後悔しないように全身全霊をかけて取り組むように心がけましょう。
 
 
以上が六つの精進でした。いかがでしたでしょうか?
 
ちなみにこんなWEBサイトも発見しました。
 

 

なんでも子どもよりも先に大人がまず実践!

もちろん。これをすべてパーフェクトに出来ている人はいないでしょう。
そもそも,この六つの精進には達成やゴールなどはありません。ずっと自分に言い聞かせながら,実践するように心がけないといけないことでしょう。
 
この本はある方から過去にご紹介いただき,当時の自分も感動し,実践していこうとその時は気合いが入ったものの,ふと振り返ってみると自分自身も出来ていないことばっかりです。。。
こうやってBLOGで紹介するということは,押し付けるだけではなく,まず,大人である我々が,真っ先に心がけないといけないことかもしれません。
 
そして,これを糧に,受験勉強を頑張るみなさんに良い結果をもたらすことを願っております。