麻布中-容器を傾ける

★★★★★☆(算オリ・灘中受験生レベル)

印象に残った入試問題の良問を「今年の1問」と題して取り上げています。志望校への腕試しや,重要項目の確認に是非ご活用下さい。
実際の試験を改訂しているものもあるのでご了承下さい。
 
 

麻布中

麻布中(2015年)正四角すいの切断

問題文
一辺の長さが12cmの正方形4つと,合同な二等辺三角形4つを組み合わせてできた容器があり,水でいっぱいに満たされています。この容器をゆっくりと傾けて水をこぼし,三角形IGFを水平な地面にぴったり重ねたところ,容器内の水面がBとJ(EFの中点)を通りました。容器に残った水の体積を求めなさい。
 
 
 

解説

麻布中(2015年)解説01
麻布中(2015年)解説02
麻布中(2015年)解説03
麻布中(2015年)解説04

算数星人
偶然にも,
記事の作成中に保護者の方から麻布合格のご報告をいただきました(^^♪
嬉しいものです。
 
さて,本題では
(1)正面から見た図
(2)容器の容積
(3)残った水の体積
といった出題で,ご存知の通り計算式を残す問題用紙です。
 
最後まで解き切るのが厳しくても(1)と(2)は確実に正解したいものです。
本質的な理解が試される作図問題が出題されるのは例年通りですね。
 
正四角すいの出題は,関西では灘中で頻繁に出題された単元ですが,首都圏の最難関校でも珍しく登場しました。
まだ十分に分析できていませんが,若干の難化傾向を感じます。

Editor

算数星人/カワタケイタ

当サイトの管理人&問題解説の作成者で,通信教育 図形NOTEなどを手がけるlogix出版の代表をしています。ふだんは大阪上本町・西宮北口の算数教室で授業をしております。

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