鉛筆シャープ00
今回は文房具レビューです(^_^;)最近,着実に頭角を現しているように感じる鉛筆シャープを色々と比較してみたいと思います。
 
まず最初に個人的な意見を言うと,そもそも小学生(特に低学年)にはシャープペン自体を進んでオススメはしておりません。早い段階(成長段階で)から使用して,丁寧な字が書けるようになるイメージを持てません。
 
私自体,字が綺麗でない方なので偉そうなことを全くいえませんが。。。
字を綺麗に,もしくは丁寧に書くことは,一貫して勉強の最優先課題のように感じます。男の子あるあるですが,模試でミスを連発している原因の1つに「自分で書いた字を読み間違えた。。。」これは本当によくあります。
 
逆に言うと,少しでも字を丁寧に書く努力をすることが,ちょっとした点数の差になるものなのです。このBLOGをご覧のお子様によっては,耳にタコができるほどこのセリフを聞いた方もおられるとは思いますが^^;。
 

鉛筆とシャーペンのメリット・デメリットを再考してみます。

さて,鉛筆派とシャーペン派が分かれるように,両者にはやはり,メリットとデメリットがあります。
 
鉛筆のメリット
・字の練習期間でもある小学生は,しっかりした筆圧で字が書ける
・シンプルなので勉強に集中できる

 
鉛筆のデメリット
・折れたときに困る
・芯が太くなれば削る必要がある

 
シャーペンのメリット
・芯が折れても大丈夫
・細かい字が書ける
・細い線や描ける

 
シャーペンのデメリット
・ものによるが壊れやすい
・カチカチうるさく,遊び道具に変わる可能性もある
・筆圧の調整が難しく,字が上達しにくい(特に低学年)

 
低学年などでは,シャーペン禁止の小学校が多いと思いますが,全く理不尽ではなく,至極当然のルールだと思います。
 
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ただ,受験期になると細かい数字や線,式や図を書く(描く)能力もときには必要で,計算量や整理が膨大な算数の入試問題では,鉛筆よりもシャーペンの方が適しているのかもしれません。鉛筆とシャーペンの優劣をつけるのは非常に難しく,2つを使い分けて勉強される方も多いとは思います。
 

コクヨの小学生向けの鉛筆シャープがシンプルで素晴らしい

さて,ここで登場するのが,本題の鉛筆シャープです。
鉛筆とシャーペンのメリットを上手く残し,デメリットをできるだけ減らした画期的な商品だと思います。まあ要するに,太い芯のシャーペンではあるのですが。
 
今回は3つの商品が登場しますが,1つ目はコクヨの商品です。鉛筆シャープの本命と言ってもよいでしょう。
 
鉛筆シャープ01

 
芯の太さが1.3mmと0.9mmの2タイプ販売されております。1本150円ほどで,とても手頃なお値段です。
 
太めの1.3mmは小学校低学年の方にオススメです。パステルカラーでとても可愛らしく,ふなっしーカラーもオシャレですね(^^)
 
鉛筆シャープ02

 
細めの0.9mmは高学年の向けといった感じでしょうか。こちらは集中力がアップしそうなシンプルな配色です。
 
どちらも持ち手が固めのラバー製でとてもグリップしやすいです。断面は太めの六角形で,鉛筆よりも持ちやすい印象を受けました。そして適度に軽いです。重めの方が好みの方もおられるかもしれませんが,個人的には程よい重さだと思いました。
 
ただ,心配な点が2点。まだ使い込んでないので断定できませんが,耐久性が少し心配です。机の上から勢いよく落としたり,踏んづけたり力が加わると,思いの外,早く壊れそうな気配がします。。。
また,こちらの商品は頭の部分にキャップが無く,ノックする上部から芯を入れ造りになっています。フタがないので芯は1本しか入りません。
 
シャーペンのキャップって,頻繁に紛失しますよね?そして,付属の消しゴムって使わない人からすると全く不必要なものですよね?
それらを取っ払ったシンプルなデザインですが,芯を1本しか準備できないのは実戦的に少し心配になります。芯が無くなるタイミングは予測不能なので。。。
 
良い点もあれば悪い点もありますが,総じて言うと,オススメできるアイテムであることには変わりありません。
 

そのまま鉛筆とシャーペンが合体したような三菱の鉛筆シャープ

鉛筆シャープ03

 
こんなものも見つけました。こちらはコクヨと比べると,グリップが金属になっており,重厚感があります。それに反して上部はすごく軽いです。
 
色は鉛筆とおなじ茶色です。三菱鉛筆とシャーペンが合体したようなデザインです。
 
コクヨのものよりも,シャープペンに近い商品のように感じましたが,もちろん鉛筆シャープの良さをしっかり残しております。好みが分かれるので,実際に手に持って試し書きをしてから購入した方がよいでしょう。
 
弱点が1つあり,芯の調整が難しいです。ワンプッシュで芯が勢いよく滑って出てしまいます。。。あまり小学生向けの鉛筆シャープでは無いでしょう。センター試験なののマーク式の塗りつぶしには便利なペンでしょう。
 

(番外)ちょっと高級な「大人の鉛筆」北星鉛筆

鉛筆シャープ04

 
一時期,話題になったもので,今回同時に取り寄せてみました(^_^;)
 
ボディーが木製ですごくしっかりしています。シンプルですが味のある商品なので,大事に扱えそうな気がしました。
 
鉛筆シャープ05
芯の太さは付属の削り器で自分で調整できます。こういうのが,大人心をくすぶります(^^)
 
鉛筆シャープ06
カバーには北星鉛筆からの熱いメッセージも書かれています。購入者はしっかり読んでおきましょう(^^)
 
以上の3点です。いかがでしたでしょうか?鉛筆シャープをたくさん所持する必要はまったくありませんが,試しに1本導入されてはいかがでしょうか?
 
大きな文房具店や文具コーナには,色々ラインナップが揃っていると思うので,実際に手に持ってからご購入されることをおすすめします。