DモーニングというiPadアプリで週刊モーニングを購読しているのですが,今週(4/23発売号)のインベスターZでは和算が少し登場しております。
そもそもモーニングは青年誌で小学生向けではないのでご了承下さい。
ドラゴン桜の作者が描く学園モノ!ビジネスマンに人気の漫画
昔,ドラマ化されてヒットしていたドラゴン桜はご存知でしょうか?その作者である三田紀房さんの人気の連載マンガがインベスターZです。
あらすじを簡単に。
主人公の財前くんは北海道の名門校 道塾学園に通う中学生です。
この道塾学園は学費が一切必要のない素晴らしい学校(超難関校)です。そのカラクリですが,各学年の成績優秀者だけが入部できる投資部(秘密に活動している)が創設から存在しており,中高生の部員が運用している資産の利回りで,学校の運営費などにあてられているという漫画ならではの滅茶苦茶な設定なのです。
学園モノとビジネス書の内容が合体したようなストーリーですが,作者の緻密な取材内容が素晴らしく,毎週様々な情報を読者に与えてくれます。
日本人の間違った価値観を正すような主旨のネタが多いです。
スーパー中学生のご家庭は親子で数学を楽しむ家庭なのです!
財前くんは投資部に入部し,先輩や東京の経営者などと出会い,様々な価値観に触れていき成長していくのですが,
公務員である父親は「お金は貯めるもの」「投資は危ない」と考える人格者で,財前くんはそんな父親の昔ながらの考え(もちろん素晴らしいお父様です)にいつも疑問を持っています。
そんな親子の少しもどかしいやり取りが個人的にはツボです。もちろん,財前くんは父には内緒で投資部に入部しています。
父は数学が得意な財前くんに,仕事から帰宅すると自分の解いた数学の問題を彼に与えているのですが,数学よりも投資に興味のある財前くんは数学の問題にそれほど興味を示しません。
しかし,今週は塵劫記(江戸時代の算術書)が登場し,結果として投資の悩み解決のヒントになりました。
チャートのろうそく足の誕生や江戸の為替事情なども登場します。江戸の米商人の相場分析方法や投資事情が理解でき読み応えがすごくありました。
江戸や大阪は世界的にも市場システムがとても発達していたのは有名ですね。またじっくり勉強しようと思います。
定番中の定番!油分け算のパズル問題で頭の体操をしよう!
財前くんは一瞬で解いてしまいましたが,とても有名な油分け算の問題が登場していたのでBLOGでご紹介させていただきます。
クイズ本などでもたびたび紹介されている有名な問題ですね。
1斗(と)桶の中に油が1斗入っています。この油を7升(しょう)枡(ます)と3升枡を使って,5升と5升に分けなさい。
「斗」や「升」は量を表す単位で1斗は10升を表します。
単位などを現在風にすると
10Lの容器に水が満水入っています。7Lと3Lの容器を使って移し変え,5Lと5Lに分けましょう。
頭の体操に,是非挑戦してみてください。
解答はスクロールしていくと出てきます。
家族でチャレンジしてみてはいかがでしょうか?