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素晴らしいメッセージ記事を見つけたので共有させていただきます。中学受験をお考えの保護者の方は是非ご覧下さい。ボリュームが多いので,気になるタイトル項目の閲覧だけでも何かのヒントになるかもしれません。

『転ばぬ先の杖は子供の足腰を弱くする』
我々の時代は、世間も親も構ってくれなかったし、ほったらかしにされていました。ところが今は少子化で、小さい時から親が子供を大事にして、子供に失敗をさせない、転ばさない、怪我をさせないというように、構い過ぎています。もちろん子供が怪我をして喜ぶ親はいませんが、子供が育つには「こうしたら失敗するんだ」と自分で覚えて免疫力をつけていく失敗体験も大切なんですよ。

1つ名言が出ましたね。お子様の受験勉強も,ある程度の放ったらかしが大事かと思います。テストの点数,ときには悪くても構わないじゃないですか。悪い点数を取るのもテスト“勉強”です。云うまでもなく失敗は成功の母です。
 
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『学力を鍛えるのは“一緒に伸びようとする心”』
本来、自分の学力を鍛えてくれるのは、“あの子に勝とうと思う心”ではなく、“一緒に伸びようとする心”です。自分だけが伸びるのではなく、「あの子があんなに頑張っているから僕も頑張ろう」「あんなによく頑張るなあ。僕もついていこう」という気持ちのつながりが自分自身も伸ばすんです。(中略)もちろん試験は非情ですから結果は出ますが、泣いた人にも次の世界は必ずあり、次の世界で花が開くように保護者がサポートをしてあげることが大事なのです。

何に対してもいえますが,身近な目標ほど勉強の燃料になるものはないかもしれませんね。延々と数字だけ追うのは小学生にとっては苦痛でしかないでしょう。塾などで良きライバルに出会えることを願っております。
 

『灘の生徒は要領が良く、適当』
灘には、まじめに必死で勉強しているというイメージがあるようですが、実はものすごく自由で、生徒はある意味要領が良く、適当ですから、高校からの入学生(新高生)は驚き、違和感を持つようです。でも、切り替えがうまく、やらなければいけないときはやる。ここまでは許されるけれど、これ以上はダメというバランス感覚が抜群の生徒が集まっていることに気づけば、そのやり方を理解していけるのです。

個人的には要領が良い適当は最高の褒め言葉だと思います(^^)
以前に秋山真之の記事でも同じことに触れましたね。
 
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受験勉強には「楽しい側面」と「楽しくない側面」があると思います。自分の得意科目や興味のある単元の学習は時間を忘れるほど勉強に集中でき,それは1つ素晴らしいことです。将来の大事な指針になることでしょう。ただ,切り替えが大事で,計算練習や漢字の書き取りなど,特に基礎学習に多く言えるかもしれませんが「楽しくない側面」もあります。楽しいことだけを学習して受験が上手くいく受験生なんて超少数です。職人の技術と同じで,時間を掛けて修得する分野が受験勉強にも存在するのです。我慢や苦行のような徹底練習する勉強もやはり避けることはできません。
 
「楽しい側面」「楽しくない側面」の両面の学習をバランスよく取り組むのが好ましいでしょう。やりたいことばかりしてもいけませんし,辛いことばかりしてもモーチベーションを保てません。何度も語っていますがバランスとメリハリが大事だと思います。
 
以上になります。少しでもこの記事が参考になれば幸いです。引き続き頑張ってください。