二十一世紀を生きる君たちへ

 
図形NOTE算数教室を開催している理科塾(スタディ・シェルパ)さんの本棚に並んでいたのを発見して,少しお借りしてきました。
 
数々の歴史小説を世に送り出した司馬遼太郎ですが,子ども向けのものとして最初で最後のエッセイ「21世紀を生きる君たちへ」です。小学校の教科書にも掲載されていますね(今も載っているのでしょうか?)。
 
1987年に発表した作品でとても短い随筆です。すでに21世紀を生きている我々が改めて読んでも,司馬遼太郎の力強いメッセージが心に残ります。
 
(関連BLOG記事)「坂の上の雲」から学ぶ受験対策!秋山真之は「試験の神様」と呼ばれていた!
 
このBLOGのいつものパターンでは,作品の一部を抜粋したり私の感想を長々と綴らせて頂いていますが,皆さまに全文を通して読書していただきたいので,今回はあえてやめておきます(^_^;)
 
この作品はあまりにも簡潔で,美しく,そして強く心に残ります。
小学生でも読めるようにとても分かりやすい文章で(教科書向けの作品なので),ものの10分ほどで読み終えるほどです。
 
気になる方は,ネットで検索するかご購入されることをオススメします。
 
そして,後半には江戸の医師・蘭学者の緒方洪庵の一生を綴った作品「洪庵のたいまつ」も付録しております。
 
淀屋橋適塾

大阪の淀屋橋駅スグの適塾

 
私利私欲よりも,世のために働くことや,弟子たちへの教育に一生を注いだ洪庵の生き方に特に感動します。個人的にはこちらの作品の方が心に残りました。