今回は上本町の算数教室の本棚に並んでいる書籍の中から,これまで紹介記事して抜けていたものを一気にご紹介させていただきたいと思います。
教室の本棚は平成と令和の変わり目のGW期間中にこっそりリニューアルしました。
連休前の話ですが、デスクまわりを棚を導入するなど新しくしました。それに伴い教室の本棚も新しくなっております。 pic.twitter.com/THRFLph5Ek
— 算数星人 (@sansu_seijin) 2019年5月8日
宇宙ロケットに関するもの
教室にあるのは宇宙検定シリーズの(1)ロケットのみですが,他にも
(2)人工衛星
(3)宇宙環境
(4)月・惑星探査
計4つ出版されています。
検定(クイズ)形式の書籍で,答えと解説が載っています。
ロケットの関する勉強本としておすすめではありますが,年々新技術が開発されている宇宙工学ですので,この本はやや情報が古い部分があるなと感じました。
この本には登場していませんが,JAXAのイプシロンロケットのペーパークラフトです。まだ完成しておりませんが,H-ⅡAロケットもあります。
ビーカーくんシリーズ
ビーカー以外にも,理科の実験器具がゆるキャラになった本です。
実験器具の特徴や使い方が,興味を持ちやすいようにまとめられている図鑑と漫画を足したような書籍です。
実験器具たちが普段どんなことを思っているなども楽しく表現されています。
低学年の方向けの絵本タイプも発売されています。
作者のうえたに夫婦(@uetanihuhu)さんのtwitterも要チェックです。
燃焼前スチールウールくん
燃焼中スチールウールおじさん
燃焼後スチールウールじいさん#ビーカーくんとそのなかまたちgifアニメ#ビーカーくんとそのなかまたち pic.twitter.com/sh0w1nd8k1— うえたに夫婦 6/2.3高島屋なんば7階てづバ (@uetanihuhu) 2019年5月7日
100年以上前のコミック「リトル・ニモ」
リトル・ニモは1905年(今から110年以上前)にアメリカで新聞連載されていた漫画です。
この作品が現在でも多くのクリエーターに影響を与え続けてきたことはいうまでもないでしょう。
絵にコマを割って現在の漫画のような形式をとった初期の作品だといえます。
主人公のニモの夢の中の空想を漫画で表現している作品です。
夢の中の話なので,人が大きくなったり,世界中を旅したり,建物や家具に足が生えたりと,夢の国で大冒険をするお話です。
毎回,ベッドで目を覚ますオチです。
もちろん日本語訳されています。高価な本なので,購入は慎重に。
ノラネコぐんだんシリーズ
学習とは程遠いかもしれない書籍のご紹介です。
小学1,2年生向けに教室に置いております。
個人的は大好きな作品で,ノラネコぐんだんシリーズの絵本をちょっとずつ購入しております。
あらすじはどの回もワンパターンでプロットがしっかり決まっており,6匹のノラネコぐんだんが毎回いたずらをし,それが派手に見つかってしまい,反省をさせられ,仕事を手伝わされるお話です。
ノラネコぐんだん パンこうじょう
ノラネコぐんだん おすしやさん
ノラネコぐんだん アイスのくに
ノラネコぐんだん きしゃぽっぽ
他にもたくさんシリーズはありますが,どれもほぼ同じ流れ,ほぼ同じ会話で,同じような失敗をするのがとても楽しいです。
いろいろと比較しながら読むとなお面白いと思います。大人でもファンが多いらしいです。
天才数学少年のコミック
最後に,青年誌モーニングで連載中の数学少年のストーリー漫画です。
青年向け漫画ですが,小学生(高学年)でも十分に理解できる話だと思います。
天才数学小学生の関口ハジメが,京都の数学者と出会い,自分の故郷を離れ,色々な出会いの中,数学を学んでいく話です。
どの回も初心者でもわかりやすく(真に理解するという意味でない),数学の有名な定理や未解決問題などの小話が登場します。
数学の世界とはどういったものか。読者にわかりやすく教えてくれる作品です。
「数学とは情緒」岡潔先生の名言を元にしたセルフも登場します。
(参考記事)数学者 岡潔の名著「春宵十話」数理教育に携わる方は絶対に読んでおくべき!