まったく大したことではないのですが,谷町九丁目の近くの生國魂神社に参拝に行ってきました。
いや。これといった用事はあったわけではなく,ちょっとした散歩です(^^) 生國魂神社図形NOTE算数教室を開催している上本町の理科塾さんから歩いて3~5分です。
(神社は上本町駅に接続している谷町九丁目駅のすぐ近くです)
難読漢字「生玉町」なんて読みますか?
大阪の方はすぐ読めると思うのですが,今気づくと難読漢字かもしれませんね^^;
生國魂神社=いくくにたま神社
生玉町=いくたまちょう
と読みます。生玉町は神社周辺の地名です。
神社や夏祭りのことをいくたまさんと呼ばれていたりしますね。
天神祭=てんじんさん
住吉大社=すみよっさん
今宮えびす=えべっさん
大阪人は何かと「さん」をつけます。
たくさんの神さまを祀っているお得な神社!?
生國魂神社の中には11の境内社があります。神社の中に小さな神社がいくつもあるイメージです。
このように境内の中には小さなの社がたくさん建っています。
例えば,写真の右から順に,
浄瑠璃神社 … 芸能上達の神
家造祖神社(やづくりみおや) … 土木建築の神
鞴(ふいご)神社 … 金物・カマドの神
浄瑠璃神社は近松門左衛門などを祀っていて芸能上達の神として有名ですね。生國魂神社はたくさんの神様を一箇所で祀っているお得な神社なのです。大阪っぽい神社です。
この地にゆかりのある人物の銅像も
こんなものも発見!井原西鶴の像です。井原西鶴といえば浮世草子で有名ですが,作家になる前は俳諧師をしていたそうです。この生國魂神社で一昼夜で4000句を詠んだそうです^^;
こちらは昭和の小説家織田作之助です。大阪を舞台にした「夫婦善哉」で有名です。NHKでドラマもやっていましたね。この生玉町あたりで生まれ育ったようです。
天満宮には3つの算額が奉納されています!
さて,ここからは少し算数っぽいことも。
神社の11社の1つに天満宮があります。天満宮については受験生には説明不要ですね(^^)
学問の神様である菅原道真公を奉っています。やはりこの日も社の前にはたくさんの合格祈願の絵馬を奉納されていました。
そして,お目当てのものを見つけました!
算額です!
算額についてはBLOGでも何度も記事で取り上げてきましたね。
解説あり!小説の中で関孝和が一瞥即解した算額の問題「天地明察」冲方丁
「ススメ!算法少年少女」和算に関する決定版といえるでしょう!
13才の少女がくり広げる江戸の数学小説「算法少女」約40年前に出版された傑作!
算額について詳しいことは,ぜひ上の記事をご覧下さい。
帰宅後,辞書を広げながら一問だけ挑戦してみました!一番右端の問題がシンプルで楽しそうです。
今有勾股弦容隔中勾甲乙円径則甲円径若干乙円径若干問勾股弦知術
困りました。。。漢字だらけでぼんやりしか意味を理解できません。。。
いろいろ格闘したのですが,ちゃんとした現代訳がよく分かりませんでした。申し訳ございませんm(_ _)m 本来はここで算数星人のエレガントな解答を載せる予定でしたが。。。
どなたか詳しい方~。現代訳を手伝って欲しいです。
【言葉の説明】
勾(こう)…直角三角形の直角真横の短い方の辺
股(こ)…直角三角形の直角真横の長い方の辺
弦(げん)…直角三角形の斜辺
中勾(ちゅうこう)…斜辺に向って引いた垂線
円径(えんけい)…円の直径
問題が訳せないので問題を取り組めない状態です。もちろん答えから推測したのですが,答えの文がさらに複雑でわかりません(-_-;) どなたかヘルプ~!!