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突然,刺激的なタイトルですいません。
随分,前に話題になったデータですが,ご存知でない方もいるかもしれないのでご紹介させていただきます。

 
スマホ,タブレット,パソコン,ゲーム機などのデジタル端末について,中学生以上の若者の所有率を各国で比較したデータが公表されているのをご存知ですか?データを読み解くと興味深い事実が判明します。
 
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注目すべきことは

・日本の子どもたちのスマホの所有率が非常に高い
・日本の子どもたちのPCの所有率が非常に低い(減少傾向にある)

 

日本の中学生の約7割がパソコンを持っていません。

確かに,最近パソコンをあまり見かけなくなりましたね。近年の急速なスマホの普及で,ネットでの調べ物やコミュニケーションツールはPCから完全にスマホに取って代わりました。
もちろん,スマホを直接批判しているわけではありません。我々の生活が各段に便利になったのも事実です。私もスキマ時間があればスマホでTwitterをチェックしたり,友人からのLINEに返答したりします。スマホ中毒かもしれません。。。
 
さて,改めてスマホやタブレットと,パソコンについておおまかに比較すると
 
(スマホ・タブレット)
・TwitterやfacebookなどのSNSの閲覧に便利
・LINEやメールなどすぐ返信できる
・パズドラなどゲーム(アプリ)ができる
・動画や写真などがどこでも見れる
 
(ノートPC・デスクトップPC)
・文書の作成がしっかりできる(早く)
・絵を描いたり,図や表などを作成できる(早く)
・動画編集ができる
・HTMLやJavaなどプログラミングやWEBコーディングができる
 
スマホはPCと比べて圧倒的に創作作業に向いていません。極端にいうとスマホをいじっても何も生まれないのです。時間やお金を消費するための道具に過ぎないのです。
 

スマホからは何も生まれない。アプリはパソコンで作ります。

もちろん,技術革新によってPCに限りなく近いスマホなどが登場し,PCの機能を凌駕する日もそうは遠くないかもしれません。スマホでも動画や図の編集はできます。ただ,現時点での様子を見ていると,創作ツールのパソコンをスマホが超える日が来るのかは疑問です。やはり,世の中のWEBサービスやスマホアプリなどはPCを使って創作され,これからもそれはあまり変わらないでしょう。ある程度パソコンを使えないと仕事になりません。
 
教育現場でもタブレットを導入するかどうか検討されており今後ますますスマホやタブレットの普及が広がるでしょう。小学生でもスマホを持っている子が増えましたしね。
YouTubeの閲覧やSNSに没頭することは,ほどほどにすれば決してダメなことではないとは思います。色々な情報を短期間でインプットし,そこで得た情報は今後どこかで必ず役に立つでしょう。息抜きや娯楽はとても大事です。
 
ただ,できるだけ早い時期からパソコン技術を取り入れることは,高度な情報化社会を生きていく子どもたちにとっては,さらに大事なことだと思います。スマホを持つことよりもパソコンを持つことのほうが自ら何かを産み出すクリエイティブな能力が格段に高まるでしょう。
すべての方がデザイナーやプログラマのように,創作する仕事につくわけでないことは承知の上ですが,何かを産み出す能力というのはほとんどの職業に関係することだとも考えます。
 

今の子どもたちは今存在しない仕事につくかもしれません。

こんな記事もありました。
 
オックスフォード大学が認定 あと10年で「消える職業」「なくなる仕事」702業種を徹底調査してわかった
 
教師という仕事も無くなるのではと内心ビクついてます^^;。
本当に技術の進歩は凄まじいものです。消える仕事があれば新たに生まれる仕事もあるわけです。
 
そういった未来を生きる子どもたちには,スマホとパソコンを比較すると,やっぱりパソコンを持ってほしいなと常々思っていたので,BLOG記事にさせていただきました。最近のパソコンは安価で高性能です。最新のiPhoneを買える金額であれば,それなりのパソコンを揃えることができます。何かの機会にお子様に与えてみてはいかがでしょうか?