受講生の声
もう年末ですね。今年もやはり1年が早いです^_^;
 
年が明けると入試本番まで目と鼻の先です。まだまだ安心もできませんし,諦めてもいけません。ここからが勝負です!
 
受験生のみなさまには,ここから更にしっかりと兜の雄を締めて,万全の態勢で入試に挑んでもらいたいと思います。
 
さて,Twitterでお知り合いの算数大好きさんが興味深いことを発言していましたので共有させていただきます。


曰く,過去問演習よりも単元演習が効果的と。


個人的には,この意見にはほぼ全て賛同できます。
 
しかし現実は,多くの受験生や保護者の方が不安になってしまったり,場合によっては赤本の扱い方によって失敗してしまう場面でもあります。
 
「赤本はどのように扱えばいいいの?」
今回はこの質問にできるだけ詳しくお話できればと思います。
 
なお,この記事は算数の科目に限っての見解です。他の科目は他の科目の専門の方の意見を参考にして下さい。
 
また,受験対策にはいろいろな方法論があるので,今回の記事は全ての受験生に対して最適解とは限りません。そもそも個々の学力や志望校が違うわけですから,どんな人にも万能な勉強方法などありません。これらを踏まえて,あくまで一意見としてご参考にして下さい。
 

あくまで「傾向と対策」の傾向を掴むツールが赤本。

さて,そもそも赤本(過去問)ってなぜ存在するのでしょうか?
 
受験の書籍には「傾向と対策」という言葉が良く登場しますが,赤本は傾向を掴むためのツールなのではないでしょうか。
 
志望校の出題傾向は把握し,入試分析をするためのモノです。敵を知るためのツールなのです。
 
云うまでもなく,入試には決められたテスト範囲などがありません。「これとこれとこれを覚えていたら絶対に大丈夫!」のような単元は皆無です。
 
分析
ただ,各学校の試験には毎年特色があり,全く同じ問題は出題されませんが,単元の近い問題などは出題されるでしょう。
 
また,出題数や各セクションの大雑把な単元(計算や文章題や図形など)は毎年固定されている学校が多いでしょう。
 
赤本は受験校の傾向を掴むためのツールなのです。
各自が傾向を掴んだ後は,そうです!対策が絶対に必要なのです。
 
それを蔑ろにしている受験生が多い!と警笛を鳴らすようなTweetと解釈できるでしょう。
 

安心して下さい!赤本の問題はもう出題されませんから!

教育の場にいると,たまに,いや,毎年と言ってもいいほど,
赤本を2周3周とくり返して学習している熱心な生徒を見かけます。頑張っているので,最終的には解き方や答えを覚えるほど取り組まれる方もおられます。
 
厳しいことを言うと,赤本に出ている問題はもう出題されません。上でも述べましたが,傾向を掴むツールです。対策には全く不向きです。
 
赤本002
とても極端なことを言うと,
 
赤本=もう出題されない問題をまとめた書籍
 
このようにも解釈できるわけです。
 
さらに言うと,皆さんが悩んで困っている問題は,正答率が極端に低い悪問や奇問ではないでしょうか?
安心して下さい!合否にそれほど関係ありませんから。
 
他の問題を確実にスピーディーに正解できる努力をしましょう。
 
(過去記事)時代はシェア!? お茶の水の算数にカーシェアのシュミレーションが出題!!
 
以前,BLOGで記事にしましたが,新傾向問題の類も二度と出題されませんし,他の受験生にとっても初見の問題なので固執する必要はありません。
 
志望校合格への情熱が別の方向に向かってはいけません。赤本をくり返して演習しても何のメリットもないので,傾向を掴んだら他の教材を使ってしっかり対策をしましょう。
 

「赤本◯◯年分は必ず解く!」は都市伝説!?

「過去問10年分取り組むと合格できる」などは都市伝説です。直近3年ぐらいで傾向を掴めると思いますよ。
受験生のみなさんは算数教師のように入試分析が仕事ではありませんので。
 
昭和01
笑い話のようですが,
昭和の過去問まで取り組む鬼畜な塾もあるようです^_^;。他に教材がないのでしょうかね。。。
 
直前期に近づくと,赤本の演習にしがみつく生徒が多くなります。頑張っているみなさんであれば,もう十分にどんな問題が出題されるのか把握できているはずです。
 
しつこく,くり返して言いますが,
赤本の分析で学んだことを単元演習に活かしましょう!
 
大手塾にお通いの方は,比較的たくさん模試を受けているので,時間配分や見直しの仕方,ときには問題の取捨選択の判断もカラダに染みについているはずです。みなさんに実戦力が備わっていないことはありませんよ。安心して下さい!
 
合格
さあ,入試まで残りわずか!
第一志望校の校名ができるだけ目のつきやすい本棚にでも赤本は直しておきましょう!
 
ここから苦手単元をしっかり取り組めた方が合格に近づけると思います。
 
頑張りすぎるぐらいがちょうどいいですが,体調だけはくれぐれも崩さないように。